梅雨の時期になると部屋がじめじめ、梅雨が終わっても高温多湿の日本ではなんとも不快な気分になります。
部屋干しはなかなか乾かないし、クローゼットのバックにカビが・・なんって経験あると思います。
そんな時は、除湿機の出番です。
場所を考えないでおくと除湿機を置いてもちゃんと除湿ができないです。
ここでは効率よく除湿できる置く場所7つを紹介しています。参考にしてください。
なんでちゃん
目次
除湿機を置いたらいい場所
除湿機を置いたらいい場所は、当たり前ですが「湿気が多い場所」です。
家の中の湿気が多い場所は次の場所です。
なんでちゃん
家の中の湿気が多い場所
湿気の多い場所は、大きく分けて4つの場所になります。
- 水回り
- 臭いがするところ
- 結露が発生するところ
- 暗い部屋・窓がない部屋・密閉された場所
水回り
浴室や洗面所、キッチンなど、水回りはとくに湿気が多い場所です。
多くの人が換気扇を回したりして換気をしていると思いますが、なかなかカラッとしないです。
カビが出てしまったり湿気対策が難しい場所です。
臭いがするところ
玄関・下駄箱など臭いがします。
傘や雨が降った日にはいた濡れた靴をしまたり。
久しぶりにはこうとした革靴にカビが…なんて経験があるのでは??
また、洗濯物を部屋干しの独特の臭いも湿気が原因です。
なんでちゃん
結露
窓や窓際に特に結露が目立ちます。
部屋の中の湿気が必要以上に多いと気に結露が出てカビが発生しやすくなります。
なんでちゃん
暗い部屋・窓がない部屋・密閉された場所
寝室などの暗い部屋や北側の部屋、窓がないクローゼット・押し入れ、密閉された床下収納も湿気が多くなる場所です。
なんでちゃん
家以外で置くといい場所
- テント
- ガレージ
- 別荘
テントの中
キャンプで使うテントの中。
防水で締め切った狭い空間なので湿気がこもります。
地面からの湿気も上がってくるし朝露でじめじめ度がさらにアップしますよね。
ただ、テントの中には電源がないので、電源を使わないで除湿をしましょう。
なんでちゃん
ガレージ
密閉された空間で、窓もなく雨に濡れた車もそのまま駐車。
空調の効いたガレージなんてなかなかないので、湿気度マックスの場所です。
別荘
長い間締め切っていて換気もしないので、やはり湿気はこもる場所です。
行ったら、まずは換気と掃除から始まるのが別荘生活のつらいところです。
不在の間、除湿機をつけっぱなしにはできないので、除湿剤をおいておくといいですよ。
なんでちゃん
上記の場所が、湿度が高いので除湿機を置くといい場所になります。
場所を考えて正しく置くことが大事
せっかく除湿機を置いても間違った置き方は、逆効果になってしまいます。
正しい置き方を確認しましょう。
吸気口は部屋の真ん中に向ける
除湿機には、吸排気口があります。
・吸気口・・・湿った空気を吸い込む
・排気(送風)口・・・乾いた空気を吐き出す。
除湿を吸う「吸気口」を部屋の真ん中に向けて部屋全体の湿った空気を吸い込み、乾いた空気を吐き出せる場所におきましょう。
特に広い部屋の場合は、除湿機自体をできるだけ部屋の真ん中に置くようにします。
低い場所に置く
湿気は、下のほうにたまる性質があります。
できるだけ低い位置に設置するのが効率強く除湿する置き方です。
除湿機を置くときの注意
除湿機を置くときにちょっとしたことに気を付けるとで効率よく除湿ができます。
部屋の窓やドアを閉める
せっかく除湿をしても部屋のドアが開いていたり窓が開いていると、せっかく除湿しているのに外から湿気が入ってきてしまいます。
ドアは、しっかり閉めましょう。
吸排気口をふさがない
洗濯物の部屋干しの時に使う場合など、洗濯物から50㎝は離して使いましょう。
近すぎると口をふさいで効率よく乾燥できないどころか故障や火事の原因になります。
広さや時期に合わせた除湿機を置く
効果的に除湿をするなら部屋の広さや時期・用途に合った除湿機を置くことが大事です。
除湿機の種類は、大きく分けて次の4つです。
- コンプレッサー式
- デシカント式(ゼオライト式)
- ハイブリッド式
- ドルチェ式
コンプレッサー式
◆仕組み◆
・湿気を含んだ空気を冷却させて、水滴にしてタンクにためる
◆特徴◆
・気温が高い時期向け
・夏の湿気向け
・カビ対策向け
◆メリット◆
・電気代が安い
・高温時の除湿力が高い
・室温があまり高くならない
◆デリット◆
・低温時には除湿力が低い
・本体が重い
・振動音が大きい
デシカント式(ゼオライト式)
◆仕組み◆
・湿気のもとの水分をゼオライトという乾燥剤に吸着させて、吸着させた水分をヒーターで気化させる
◆特徴◆
・気温が低い時期向け
・冬の湿気向け
・結露対策向け
◆メリット◆
・室温に関係なく除湿力が安定している
・軽くて持ち運びができる
◆デリット◆
・電気代が高い
・室温が高くなる
ハイブリッド式
◆仕組み◆
・コンプレッサー式とデシカント式の良い面を合わせている
・2つの様式を切り替えて使用できる
◆特徴◆
・1年を通して安定して使用可能
◆メリット◆
・1年を通して高い除湿力がある
・2つの様式を切り替えて使用できるのでランニングを抑えられる
◆デリット◆
・本体価格が高い
・本体が重くて大きい
・様式によっては電気代が高くなる
ベルチェ式
◆仕組み◆
・パソコンのCPUの冷却や小型冷蔵庫にも利用されているベルチェ素子を使用
・湿気を含んだ空気を冷却して結露させて水滴にする
◆特徴◆
・気温が高い時期向け
・夏の湿気向け
・狭い場所向け
◆メリット◆
・コンパクトで起きやすい
・運転時の音が静か
・本体価格が安い
◆デリット◆
・除湿力が低い
・寒い時期には不向き
・メインの除湿機としては不向き
大きさや音が気にならない場所に置くなら
除湿機は、どうしても音がしてしまいます。
特に大きな音がするのが「コンプレッサー式」 ハイブリット式は本体が大きい。
ということで、大きさと音だけで選ぶなら「デシカント式」となります。
年間を通して使う場合
これは何と言っても「ハイブリッド式」ですね。
気温や湿気の高さに左右されず高い除湿力があるので
リビングや部屋干しする場所に置くことをおすすめします。
室温が低い冬におすすめの除湿機
除湿というと梅雨の湿気の多い時期、冬は加湿でしょう~って思いますが、冬は洗濯物が乾かないなど除湿機が登場する機会が結構あります。
冬の時期の窓には結露がつきもの。
室温に関係なく除湿かできるのは「デシカント式」です。
除湿機を置けない場合
狭い場所は、コンパクトな「ベルチェ式」が向いています。
ただ、除湿力は低いので他の方法と併用するといいです。
電源がない押し入れには、「除湿剤」や「乾燥剤」を置くなどの工夫もすることをおすすめします。
まとめ
最近では、住宅の気密性が上がっているので、梅雨などの季節に関係なく除湿機の需要は高いです。
また、天気だけでなく花粉などで洗濯物を部屋干しする家庭も多いのではないでしょうか。
今や除湿機は必需品。ただ、目的に合った除湿機を的確な場所に置かないと除湿の効果は半減して余計なコストもかかってしまいます。
湿気のある場所と除湿機の機能を理解して最適な場所に置くことが、からっとした空間を作る秘訣ですね。
ここでまとめた内容を参考にして除湿機を置いて下さいね。
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