湿気が多くなると除湿機をつける機会が多くなりますが、24時間つけっぱなしにしておくと火事になるのでしょうか?
ここでは、どのくらいの時間つけっぱなしにしてもいいのか?また、つけっぱなしにしたら火事になるのか?などの心配な点や気をつける点についてまとめてみました。
参考にしてくださいね。
除湿機をつけっぱなしにする時に気になる点
- 火事にならないか心配
- つけっぱなしできる時間
- 電気代はどのくらいかかるのか
- つけたまま外出できるのか
- どんな時に不具合は起きるのか
目次
24時間つけっぱなしにしたら火事にならないか心配
結論から言うと、除湿機をつけっぱなしにしても普通は火事になりません。
使用目的と違った使い方や除湿機の内部の異常な発熱や異常音など不具合を感じて寿命が来ているのに使い続けている場合に事故が発生したという報告があります。リコール対象商品でも事故が発生しています。
間違った使用は火事になる
【除湿機 誤使用で火事相次ぐ】除湿機や空気清浄器の誤った使用による事故や火事が5年間で117件報告。特に5月が多く、夏にかけて事故が相次ぐという。 https://t.co/fusMGJDc1q
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 26, 2016
いつもと違う音や匂いがしたら注意
【空気清浄機や除湿機で発火などの事故相次ぐ】ふだんとは違う音や臭いなどがあった場合は要注意です。 https://t.co/0YBqJ6vli2
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) May 26, 2016
除湿機の寿命に注意
除湿機の寿命は、約5年~10年といわれています。使っている環境や使い方によっても違います。
除湿機から異音がして悪い予感がする。
除湿機の寿命調べたら5年程度って出てきたんですけどこの除湿機ちょうど5年目とかそんなん。ぐぐぐ— spkls (@knhgk) June 10, 2020
たこ足配線やほこりに注意
除湿機のつけっぱなしに限ったことではありませんが、たこ足配線やほこりは火事の原因にもなるのでチェックを忘れないようにしましょう。
除湿機はどのくらいの時間つけっぱなしでも大丈夫?
除湿のために除湿機をつけたり、消し忘れてしまった場合、どのくらいの時間つけっぱなしでも問題ないのでしょうか。
24時間つけていても大丈夫
結論から言うと、24時間つけっぱなしにしていても大丈夫です。
ただ、除湿機は空気中の湿気を集めて水分としてためていくので、タンクやトレイにためるタイプの除湿機は、満水になると自然に止まってしまいます。
長い時間つけっぱなしにしたい場合は、タンクが大きなサイズの除湿機を選びましょう。
また、長時間・長期間留守にするのでつけっぱなしにしたい人向けに、除湿機にホースをつけて連続排水することができるタイプの除湿機もあります。
基本的に、除湿機をつけっぱなしにすることは問題ないので、自分の生活スタイルに合わせて除湿機を選ぶといいですね。
つける時間は使用目的によって違う
部屋のカビ防止
部屋のカビ防止を目的にする場合は、湿度を55%以下に保つことがポイントです。
除湿機をつけて55%以下になっても消すと上がってしまうので、湿度が高い日は24時間自動運転をしましょう。
部屋干し
部屋干しの場合は、5~6時間つけておきましょう。
この時間以上生乾きの時間が続くと、部屋干しの生乾きの臭いがついてしまうので、干し方を工夫してこの時間内に乾かすようにしましょう。
除湿機の使い方で、部屋干しの悩みや問題も解決できます。
部屋干しをする時の除湿機の使い方に関してはこちらを参考にしてください。
つけっぱなしにした場合の電気代
除湿機は、電気によって動かし長時間使用することが多いので、家電製品の中でも比較的電気消費量は高いです。
使う時間や機種によっても違うので比較してみましょう。
除湿機の種類によって電気代は違う
デシカント式
デシカント式は空気中の湿気を取り入れて、ゼオライトという乾燥材で湿気を吸収させ、ヒーターで温めて乾燥した空気を出します。
ヒーターが搭載されているので室温が低くても除湿能力が高いことと、衣類が乾きやすいことが特徴ですが、室温高くなるので夏場はエアコンの冷房を併用が必要です。
梅雨時や夏をメインに使う場合、電気代が高くなってしまいます。
コンプレッサー式
コンプレッサー式は空気中の湿気を取り入れ、冷却器で冷やして水滴にします。水滴は、タンクにたまり除湿されて冷やされた空気は外に出されます。
冷やすことで除湿するため、室温が低い時よりも高い時の方が効果的なので夏に向いていて、デシカント式よりも消費電力が低いので電気代を安く抑えられます。
ハイブリッド式
コンプレッサー式とデシカント式の両方の良い点を兼ね備えています。
夏場はコンプレッサー式、冬場はデシカント式で切り替えて運転することにより1年中高い除湿能力を保ってくれてランニングコストも抑えられます。
除湿機の種類別の電気代比較表
機種 | 電気代(24時間1か月の場合) | メリット | デメリット |
コンプレッサー式 | 約5.1円(時間) 約3672円 |
除湿できる量が多いので夏場などの気温が高い時に除湿能力が高く消費電力が小さくて済む。 | 冬場には除湿能力が落ちるので電力を多く使って能力をアップさせる。 |
デシカント式 | 約12.4円(時間) 約8928円 |
気温に左右されないで除湿ができる。 | 性能上、使用中は室内の温度をあげてしまうのでエアコンの使用が必要になる。コンプレッサー式の何倍も消費電力がかかる。 |
ハイブリット式 | 約8.1円(時間) 約5832円 |
コンプレッサー式とデシカント式の良い点兼ね備えている。 | 本体が大きく値段が高い |
なんでちゃん
このように、1か月使用した場合でも電気代に大きな差が出るので、1日中除湿をしたい人は、年間で考えるとだいぶ違いが出ますね。
電気を使用しない除湿の方法もあるので電気代が気になる人な取り入れてみてください。
まとめ
結論として、除湿機をつけっぱなしにしても、タンクが満水になったりタイマーで自然と止まってしまうので火事の心配などは大丈夫だとわかりました。
ただ、自分が持っている除湿機の機種や寿命を確認して使うようにしましょう。
また、買い替える場合は、使用目的によって機種を選ぶようにしたらいいですね。
今回わかったのは、除湿機は長期間の不在には適応できないので、エアコンをつけていくか除湿剤を代わりに使用するといいでしょう。
エアコンの場合は除湿機より電気代が高いので注意しましょうね。
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