縁起物として人気の招き猫ですが、右手・左手とあげている手が違ったり両手をあげていたり。はたまた
あげている手の高さも様々です。
毎年9月29日が、「来る福」といって招き猫の日にすると、日本招猫倶楽部が制定しました。
あげている手でや高さで意味やご利益に違いがあるのか気になってます。
自分に合った招き猫を探そうとまとめてみました。
参考にしてくださいね。
なんでちゃん
目次
招き猫には4つの有名な由来があります。
招き猫を置くと運気が上がるといわれ縁起物として人気はありますが、どんな由来があるのでしょう。
招き猫の由来その1
猫は、収穫した農作物をネズミから守ってくれ、その結果資産を増やすことができるので大変大切にされました。
このような理由で、猫を飼うことは縁起がいいとされていました。
招き猫の由来その2
有名な由来の一つに、東京世田谷の「豪徳寺」に伝わる話があります。
江戸時代初期の寛永年間(1624~1644年)に、井伊直虎の孫といわれている直孝が、荒れていた豪徳寺の門前で手招きをする猫に誘われ、豪徳寺で休息して、豪徳寺の住職の説法を聞いていたところ落雷の難を逃れました。
このことに感謝した井伊直虎が多額の寄付をして豪徳寺は繁栄しました。
招き猫の由来その2
東京浅草にある「今戸神社」が発祥という説があります。
江戸末期に老婆が貧しさから愛猫を手放し、その後夢枕に愛猫から「自分の姿を人形にしたら福が授かる」といわれ、老婆はその言葉を信じて
今戸焼の猫の焼き物を作り、浅草神社の鳥居の横で売ったところ評判になり幸せになったということです。
このほかにも各地にもいろいろな説がありますが、どれも猫のおかげで運気が上がったという理由は共通していますね。
招き猫があげている手で違いはあるの?
大工職人が左右に持つ道具に関係しているといわれています。
どう意味があるのか気になりますね。
右手をあげている場合
右手は、金ヅチを持つ手で、「ツチ手」と云い、「打ち出の小ヅチ」にかけて「金運・勝運の手」とされ、商売繁盛は左手の招き猫を、金運は右手の招き猫を飾りました。
他には、右手をあげている猫は雄で昼間の商売繁盛を招くともいわれていますが、今はそのような区別はないようです。
左手をあげている場合
左手にノミを持ちその左手を「ノミ手」といい、そこからお酒の「飲み手」を招くといわれました。
つまり、左手は「人を呼ぶ」という意味があるようです。
ノミを持つ手が左手で、「ノミ手」と云い、これに掛けて左手をお酒の「飲み手を招く」ということで左手が「集客万来・縁結び」になるのですね。
左手をあげている招き猫は雌で夜の商売繁盛を招くともいわれていましたが、やはり今はそのような意味はないようです。
両手をあげている場合
両手を上げているのは「万歳!!」といって良いことがあって喜ぶ時ですよね。
沢山の人が来て、金運上昇で万歳!!といった意味もありますが、どうにもならない「お手上げ状態」「欲張りすぎ」という意味にとって
好まない人も少なくありません。
なんでちゃん
招き猫の手の向きや高さの意味は
招き猫のあげている手は違っているのはしっていましたが、よーく見ると高さやむきも違っていることを見つけました。
高さやむきでご利益や運気が変わるのか気になってきました。
手のむき
招き猫の手の向きは、ほとんど正面を向いています。
ご利益の目的で招き猫を置く位置が違うので、置く位置をちゃんと手の向きでしっかりとご利益を受け取るようにしましょうね。
手の高さ
招き猫の手は、ほとんどが耳の横で手招きをしていますが、ものすごく手を高く伸ばして手招いているものもあります。
招き猫は、できるだけ高いところに置いて高い位置から手招きするとよく見えて遠くの方から人や服を呼び寄せられると信じられています。
招き猫のご利益をしっかりと受け取りたい場合は、手が高く上がっている招き猫を高いところに置くようにするのがポイントです。
まとめ
招き猫の由来を理解することができたと思います。
沢山の種類がありますが、あげている手や高さでご利益の意味も違うことがわかりました。
意味や由来をしっかり理解して、目的に合った場所に置いてた居心地の良い場所に置いてあげると、招き猫も本領を発揮してくれそうです。
一概に招き猫といっても、奥が深いのですね。
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