水害・土砂崩れ・地震・電車事故など、いろいろな災害があちこちで起きています。他人事だと思っていた避難勧告が、なんでちゃんが住んでいる周辺に出ました。避難する時何を持っていくの?今更ながら考えてしまいました。災害時の準備できていますか?
我が家は、家族分のヘルメットを購入しただけ・・・。それもどこにしまったか??
ちょっとここで今までのことを思い出して気合を入れて準備に取り掛かろうと思いました。
目次
防災グッズはどんな種類があるの?
防災グッズと言っても色々あるし、全部揃えたらきりがないですね。
どのように準備すればいいか、整理してみました。
携帯用
自宅にちゃんと準備していてもいつどこで災害に合うかわかりませんよね。常に持ち歩いているといいと思う必要最低限のものです。大きな災害でなくても、電車が止まって電車から出られない。急な停電でエレベーターに閉じ込められた、入ったお店がすっごく寒い・・・。そんな日頃の不都合を想定して揃えるといいですね。
なんでちゃん
備蓄用
水害などで孤立した場合や家から出られない場合の防災グッズで、家に準備するものです。家族の人数分ので最低3日分を目安に準備します。
非常時持ち出し用
非常時にすぐに持ち出すもの。その時大事なのは両手があくリュックのような入れ物に入れることが結構ポイントです。
非常持ち出し用の防災グッズのセットは何を基準に選べばいいの?
防災グッズを集めているときりがありません。全部詰めたら重くて本当に持ち出せるのか心配になってきたので、色々なセットがあるので何を基準に選べばいいかまとめてみました。
まずは次の3つが大きな基準です
避難生活を送る場所を想定する
非常事態のときは、まずは身の安全を考えます。その時にあれもこれも持っていったら重くて大変。必要最低限のグッズのみが入った防災セットを用意すると安心です。
持ち運びやすいものを選ぶ
どんなに内容が充実していても、持ち運べなかったら意味ないですよね。足元が悪かったり、大雨だったり特におすすめするのは両手が自由に使えるリュックや肩掛けのもの。
できるだけ肩紐が頑丈で幅広、パットが付いていると痛くならないです。
お年寄りや重いものを持ち運ぶのが難しい人はキャリータイプもいいですが、道路が陥没していたり水が氾濫していたり、崩壊した瓦礫などがあると難しいですね。2way仕様で状況に合わせて背負えたりできるといいです。
誰が持つものなのかを考えて選びます。
自分に必要なものが入っているか
まずは、自分が「あると安心」と思えるかどうかを基準に選びます。
追加できるかどうか
できるだけ必要最低限のものにしたほうがいいのですが、個人個人の環境や状況で必要なものが違います。
その時に、袋を増やさないでいれられる余裕があるかチェックしておきましょう。
次は選び方が大きな基準です
情報伝達グッズは入っているか
携帯ラジオ・・・安否確認や災害状況を把握するのに大事。停電でも大丈夫。替えの電池を忘れずに
携帯充電器・・・携帯用の充電器は必須。
安全避難グッズ
停電になったら夜は真っ暗。懐中電灯と換えの電池。更に、防水であったらベスト。もし、防水でなかったらビニール袋やジプロックに入れて濡れないようにしましょう。
生活用品グッズ
簡易トイレ・ウェットティッシュ・歯ブラシ・バンドエイド・毛布など。私の場合、メガネやコンタクトは欠かせません。持病がある人は薬を忘れないでください。
水・食料グッズ
一人約3日分の水と食料は必須と言われています。
3日くらいなら水だけでも生きられるようですが、体調不良やストレス難あります。賞味期限が迫っていた乾パンを食べたことがありますが、堅くて食べる気がしませんでした。
最近では非常食も美味しくなってきましたが、できるだけ気に入ったものを選びましょう。そして保存期間の確認も忘れないように。
このように選ぶポイントをまとめてみました。実際に比較してみたので参考にしてください。
防災グッズ目的別必需品一覧表
基本的な防災グッズを一覧表にしてみました。
カテゴリー | 品名 | 携帯 | 持出 | 備蓄 | 備考 |
バッグ | 非常持ち出し用袋 | 〇 | 両手が空くリュックのようなものがおすすめ、玄関先などすぐに持ち出せるところに置いておきましょう。 | ||
水 | 飲料水 | 〇 | 〇 | 〇 | 持ち歩きには500ml、備蓄用は一人1日3L。なんでちゃんの家では1Lのペットボトルを1箱常備しています。 |
食料 | 乾パン | 〇 | 〇 | ||
缶詰 | 〇 | 〇 | 缶切り不要の物がいいです。 | ||
レトルト食品(ごはん・おかゆ・アルファ米など) | 〇 | 〇 | そのままもしくはお湯を入れるだけなど調理が簡単なものが便利。 | ||
カップラーメン・カップみそ汁 | 〇 | 〇 | 容器も兼ねていて、お湯を注ぐだけ。その後、容器も使えます。 | ||
飴・チョコなどの携帯食 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
給水用ポリタンク | 〇 | 生活用水として使用します。お風呂にためておく人もいます。 | |||
カセットコンロ・ボンベ | 〇 | 電気・ガスが使用できない時に便利です。ボンベの残量の注意しましょう。 | |||
ラップ・アルミホイル | 〇 | 食器の上にひくと洗う必要がないし、ホイルは食器代わりにもなります。 | |||
紙コップ・紙皿・割りばし | 〇 | 使い捨ての食器。 | |||
情報 | 携帯ラジオ | 〇 | 〇 | 災害情報をるためにとっても重要。 | |
予備乾電池 | 〇 | 消費期限に注意。 | |||
筆筆記用具(メモ帳・ペン・) | 〇 | 〇 | 避難先で必要。 | ||
油性マジック | 〇 | 伝言を書くのに便利。 | |||
装備 | ヘルメット・防災頭巾 | 〇 | 落下物から頭などを守ります。 | ||
笛・ホイッスル | 〇 | 〇 | 〇 | 閉じ込められて時など場所を知らせるのに使用。 | |
厚手の手袋など(軍手など) | 〇 | 〇 | 倒壊した建物や散乱したものを片付けるとき手を守ります。 | ||
懐中電灯 | 〇 | 〇 | できれば人数分あるといいです。使用可能かのチェックも定期的に。 | ||
長靴・運動靴 | 〇 | 〇 | 避難の時に必要。状況に合わせて使い分けを。 | ||
道具 | 万能ナイフ類 | 〇 | 包丁の代わりや切る作業などに便利。 | ||
工具セット | 〇 | シャベル・のこぎり・ハンマーなど。重いものの下敷きになった時にに使用。 | |||
ほうき・ちりとり | 〇 | ガラスなど散乱した物を片付けるのに使用。 | |||
ロープ(10メートル) | 〇 | 救助・避難はしごの代わり、重いものを撤去など体重を支えることができるふとさの物。 | |||
衛生 | マスク | 〇 | 〇 | 〇 | 防寒用などかなり大事。 |
ウエットテッシュ・テッシュ | 〇 | 〇 | 〇 | 入浴ができない、怪我など清潔にするときに必要。 | |
簡易トイレ | 〇 | 〇 | 凝固剤・吸収剤入りのものが便利。 | ||
救急 | 救急用品セット | 〇 | 〇 | 〇 | 救急セットには絆創膏・消毒薬など。とげぬき ・ピンセット・ガーゼ・はさみなど日頃から使用している物など。 |
処方箋の控え(お薬手帳) | 〇 | 〇 | 〇 | ||
胃腸薬・便秘薬・持病の薬 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
防寒 | 携帯用カイロ | 〇 | 〇 | 寒い時の保温のため。 | |
毛布(折りたためるもの) | 〇 | ||||
衣料品 | 下着・靴下 | 〇 | 動きやすいもの、季節に合わせて入れ替え、子供物はサイズのチェック。 | ||
長袖・長ズボン | 〇 | ||||
あると便利なもの | 雨具 | 〇 | 〇 | ||
雨具(防寒ジャケット・簡易ビニールレインコート) | 〇 | ||||
ビニール袋 | 〇 | 〇 | 〇 | 大小合わせて10枚くらい。防寒・雨具・敷物・簡易トイレなど用途はいろいろ。できれば透明でないものを。 | |
ビニールシート類、(ブルーシート) | 〇 | 〇 | 敷物、崩壊した家屋の応急処置。避難の際に便利。 | ||
ガムテープ(布製)・油性マジック | 〇 | 布製のガムテープに油性マジックでメモを残したり、ガラスの破片をとったり、応急処置に。 | |||
ライター・マッチ | 〇 | 火起こし用。 | |||
ローソク・ランタン | 〇 | 〇 | 停電時に。 | ||
タオル(大・小) | 〇 | 〇 | 汚れのふき取り・けがの手当て・下着の代用などいろいろ | ||
ハンカチ(大判)・手ぬぐい | 〇 | 包む・拭く・巻くなどいろいろ。 | |||
安全ピン | 〇 | 〇 | 留める・くっつける。 |
あらためて書き出してみると、わざわざ購入しなくてもいいもののありますが、絶対にあると便利!というものもありますね。災害はいつ来るかわかりません。日頃の外出の時など災害にあったら、一人の時、家にいる時などなどいろいろな状況を考えて準備したいと思います。
対象者別防災グッズ
今度は、対象者によって必要なものを考えてみました。我が家は、大人なので比較的身動きがとりやすいのですが、娘のところには3歳の女の子と3か月の乳児がいます。義理の母は一人暮らしだし、親戚には病人がいます。
避難弱者のことをちゃんと考えないといけないですね。一般的な防災グッズ以外に必要だと思うものを書き出してみました。
女性のための防災グッズ
緊急事態で環境が変わると、急に生理が来たり体調に変化が起きることがよくあります。
また、おトイレに自由に行くことができないので「便秘」になりやすいので便秘薬もあると安心です。
仮設トイレが設置されるまで時間がかかるので「非常用簡易トイレ」があると安心です。
女性だからといって特別なものはないですが、化粧品や下着、ヘアーゴムなど自分が日頃使っているものがあると安心です。
お年寄りがいる場合の防災グッズ
一人で暮らしているならば、荷物は、最低限のものにして両手を使える状態にして安全第一に避難することを考えましょう。転倒しないように注意します。
病院で処方された薬・お薬手帳・介護手帳・メガネ。補聴器・入れ歯・杖など。
赤ちゃん、子供がいる場合の防災グッズ
赤ちゃんがいる場合は、なんといってもおむつ。おしりふき。おくるみ。そして、ミルク。緊急事態になった時母乳がでなくなってしまうことがあります。体温計・離乳食・おもちゃなど。
今は使い捨てタイプの哺乳瓶や液体ミルクもあるようです。
妊婦さんがいる場合の防災グッズ
週数によらず、体調が悪くなったりすることがあるので気をつけましょう。いつでも母子手帳と診察券は持ち歩いて
病人や体が不自由な人がいる場合の防災グッズ
基本的なグッスとしては、「病気の治療に必要なもの」と考えていたほうがいいですね。
まずは、移動がスムーズにできるためのものが必要です。車椅子が使えないことを考えて、介護者ひとりでも寝たきり状態の家族を持ち上げる事ができる防災引きパットを持っていると安心です。
歩ける人にとっては全身をすっぽり隠せる防災頭巾として使ったり車椅子が使える場合でも難燃繊維を使っている防災パットもあるようです。
基本的な防災グッズのほかに必要かなって思うものを一覧表にしました。
カテゴリー | 準備するもの | 携帯 | 持出 | 備蓄 | 備考 |
女性 | 生理用品 | 〇 | 記事の手当・ガーゼの代用にもなります。 | ||
くし・ブラシ・鏡 | 〇 | できるだけ普段の物を持っているとストレス軽減になります。 | |||
化粧品 | 〇 | ||||
ヘアーゴム | 〇 | 入浴ができない時に髪の毛をまとめると不快感が軽減します。 | |||
防災ブザー | 〇 | 〇 | 普段から持ち歩いているといいです。 | ||
便秘薬 | 〇 | 〇 | |||
高齢者 | 紙おむつ | 〇 | 〇 | 〇 | 日常生活で使うものは日頃から大目に準備しておくようにするといいです。 |
介護用品 | 〇 | 〇 | |||
補聴器 | 〇 | ||||
入れ歯 | 〇 | ||||
乳幼児 | 粉ミルク・哺乳瓶・離乳食。液体ミルク | 〇 | 〇 | 〇 | |
清浄綿 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
紙おむつ | 〇 | 〇 | 〇 | ||
体温計 | 〇 | 〇 | |||
おもちゃ・絵本など | 〇 | 〇 | 〇 | 小さなものでもいいので持っていると飽きないで過ごせます。 | |
妊婦 | 母子手帳 | 〇 | 〇 | 〇 | 常に持ち歩いている必要があります。 |
かかりつけ病院診察券 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
病人・体が不自由な人 | 日頃治療に必要なもの | 〇 | 〇 | 〇 | |
防災引きパット | 〇 | 〇 | 〇 | 避難経路が困難な時に使用。 |
ペットの防災グッズ
子供の数より多いといわれているペット。家族の一員として考えていて避難所に入れないから避難しないとか車の中で過ごすという人も少なくないようです。ただ、残されたペットが負傷して衰弱・死亡したり、不妊去勢処置をしていないため繁殖したり問題になりました。
最近では、災害が起こった時には飼い主はペットと同行避難することが基本といわれています。避難の際、ペットの安全と健康を守り、周囲の人の迷惑をかけないことを日頃から考えないといけないですね。
ペットが苦手な人やアレルギーの人もいるので周囲の人への配慮が、ストレスやトラブルにならないで避難生活を過ごすことができます。ペットのための防災グッズを一覧表にしててみました。
ペットがいる場合の防災グッズ
カテゴリー | 種類 | 犬 | 猫 | 備考 |
最低必需品 | ゲージ | 〇 | 〇 | |
リード・キャリーバック | 〇 | リードは伸びないものを用意 | ||
薬 | 〇 | 〇 | ||
水・フード | 〇 | 〇 | 少なくとも5日分 | |
食器 | 〇 | 〇 | ||
靴・靴下 | 〇 | 〇 | 足元が悪くなるので特に大型犬は必須 | |
情報 | 飼い主の連絡先・飼い主以外の緊急連絡先 | 〇 | 〇 | |
写真 | 〇 | 〇 | 携帯電話の待ち受けを利用するのもおすすめ | |
ワクチン接種状況 | 〇 | 〇 | ||
かかりつけの動物病院 | 〇 | 〇 | 健康状態・既往症の確認のため | |
消耗品 | ペットシーツ | 〇 | ||
トイレ用砂 | 〇 | |||
排泄物の処理用具 | 〇 | 〇 | ||
タオル・ブラシ | 〇 | 抜け毛予防と処理に | ||
おもちゃ | 〇 | 〇 | ||
洗濯ネット | 〇 |
ペットがいる場合の防災対策
日頃からしつけをしておくと、いざというときにどこに行っても困ることはないです。我が家は大型犬なので餌・排泄物も大量。鳴き声も大きいのでこの点は結構重要です。
大型犬のしつけの訓練学校にも行きました。そこでは、ペットのしつけは「飼い主のしつけ」といわれました。
日頃の積み重ねが重要です。
災害に備えたしつけと健康管理 | 犬 | 猫 | 備考 |
登録(鑑札・マイクロチップ) | 〇 | 猫は登録制度がないですが、災害時パニックになって逃げ出してしまうことがあるので保護された時にわかるようにしておくことが大切です。 | |
基本的なしつけ | 〇 | 〇 | 日頃から社会性を身につけるように意識しましょう。 |
飼い主に依存しずぎない | 〇 | 避難所などで離れて過ごさなければいけないこともあるので別室で過ごす練習もしましょう。 | |
予防接種 | 〇 | △ | 摂取記録をまとめて保存しておきましょう。感染から守るためにも受けておきましょう。 |
害虫駆除 | 〇 | 〇 | ノミ・ダニ対策 |
不妊去勢 | 〇 | 〇 |
ペットの場合は、飼い主さんにとっては大事な家族ですが、動物アレルギーがあったり、動物が嫌いな人もいるので周囲への配慮を忘れないようにすることが大事です。
職場で準備しておく防災グッズ
災害はいつやってくるかわかりません。東日本大震災の時は、職場で被災した人は多いのではないでしょうか?
私は、たまたま職場が近いのですぐに帰宅できましたが、職場に泊まった、夜中に家についた、駅で足止めされた、ファミレスで一晩過ごしたなどなど帰宅困難だった人がたくさんいました。
多くの人が働いているコールセンターなので、全員分会社で揃えるのは難しいですが、その後職場でも防災について考えてみました。
準備するもの | 職場 | 個人 | 備考 |
水 | 〇 | 〇 | |
食料 | 〇 | 〇 | |
靴(運動靴) | 〇 | 移動する時に | |
懐中電灯 | 〇 | ||
笛 | 〇 | 〇 | 居場所を知らせるのに |
軍手 | 〇 | ||
救急用具 | 〇 | ||
ヘルメット・帽子・防災頭巾 | 〇 | 〇 | 頭を守る |
タオル | 〇 | 守ったり、防寒など。 | |
携帯用充電器 | 〇 | 〇 |
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