避難勧告発令時に知っておきたい、避難のタイミング・場所・注意すること

最近、自然災害のニュースをテレビで見ることが多いのですが、他人事だと思っていました。

ところが先日携帯に流れてきた「避難勧告4」の避難情報の地域に自分の住所が入っていてびっくり!! 親戚や娘から安否の連絡が来て慌てました。え?避難するの??どこに避難するの?って感じでした。 もし避難することになっても何の準備もしていなくてちょっと反省。 これを機会に、いろいろ確認して準備をしようと思いました。

どこに避難すればいいの??

なんでちゃん

避難するかどうかの情報はどこで知るの?

家の中にいても、外が大雨と雷ですごいことになっているのはよくわかりましたが、避難するなんて全く考えていませんでした。TVのニュースを見ていると災害情報がどんどん流れてきました。

TVのテロップで流れる

 

我が家周辺の地域の名前が次々と出てきていました。

エーうちの住所だ!!

ネットニュースの最初に「防災情報」として掲載されている

ネットで詳細を見てみました。

どこらへん?調べてみなくっちゃ~

なんでちゃん

携帯に「緊急情報」として着信があり

今まで聞いたことがない着信音で緊急災害情報が流れてきて、我が家周辺の地域名が出ています。びっくりです。

びっくり~大丈夫??なに、この音

今回は、水害と土砂崩れの情報でしたが、幸い我が家は高台にあるので水害の心配はありませんでした。 ただ、確かに周辺に「土砂崩危険区域」に指定されているところがあります。日頃から自分の住んでいる地域のことを知っておく必要があると感じました。自分が住んでいるところの「防災マップ」で土砂災害危険箇所や浸水想定区域を把握して気象情報には十分注意するようにしておくといいですね。

避難はいつすればいいのか

避難勧告が出ていても、大雨の中避難のため外に出たら反対に危険なのでは?と思いました。 どのタイミングで行動すればいいのか、避難所に指定されている公民館の責任者をしている友人に聞いたら、気象庁や国土交通省のHPに災害・防災情報が出ていることを教えてもらいました。

気象庁災害情報
国土交通省災害情報

警戒レベル 防災気象情報・水位情報など
(気象庁・国土交通省・都道府県)
市からの避難情報など 住民がとるべき行動
警戒レベル5 自ら行動をとる際の参考となる情報
(市町村の避難勧告などの発令に資する情報)
土砂災害警戒情報、警報、危険度分布など
・住民の自発的な避難に資する情報を公開
・気象庁と施設管理者等が連携し避難情報のレベルごとに、発令に資する情報を市町村へプッシュ情報を基本として提供
行動を促す情報
災害の情報
(できる範囲で発表)
すでに災害が発生しており、命を守るための最善の行動
警戒レベル4 避難勧告
避難指示(緊急)
・速やかに立ち退き避難など
・直ちに命を守る行動
(自体が切迫している場合など)
警戒レベル3 避難準備・高齢者等避難開始 高齢者などは立ち退き避難
その他の者は立ち退き避難準備をし、自発的に避難
警戒レベル2 行動を促す情報
注意報
避難に備え自らの避難行動を確認する
・防災マップなどにより災害リスク、避難場所や避難経路、避難のタイミングなどを再確認
・避難情報の把握手段の確認、注意など
警戒レベル1 早期注意情報(警報級の可能性)
(警報級の現象が予測されるときに、その可能性を高・中の2段階で発表する情報)
災害への心構えを高める
・防災気象情報などの最新情報に注意など

避難する場所


今回もし避難することになったら、場所を把握していなかったので慌ててしまったと思います。日頃から避難に備えておくことが大切です。

避難場所と経路を事前に確認しておきましょう

避難場所は地域の防災マップを参考に、避難場所までの安全な経路(避難路)はあらかじめ、自分たちで決めておくといいですね。安全に通れるか日頃から意識するようにしましょう。 ※ 防災マップは、市のHPにもありますし市役所にも置いてあります。

正確な情報を収集しましょう

ラジオやテレビなどからの市のお知らせや気象情報には十分に注意しましょう。

非常時持ち出し品の用意

今回一部に地域では雷が落ちて停電になったので、懐中電灯などの防災グッズの準備も必要ですね。いざというときのために持ち出しやすいところに準備しておきましょう。 防災グッズに関しての情報はこちらを参考にしてください。

避難時に注意すること


いざ避難することになった時に慌てないために日頃から次のことを心得ておきましょう。

持ちものは最小限に

持ちものはリュックなどに入れてわかりやすいところに準備して両手が使えるようにすることがポイントです。

隣近所の安全確認も忘れずに

最近はあまりご近所付き合いがないかもしれないですが、可能な範囲でいいので声掛けをして、けが人や困っている人がいないか確認しましょう。

お年寄りなどの避難に協力を


お年寄りや赤ちゃん、子供、病人は、早めに避難したほうがいいので声をかけできる限り避難に協力しましょう。 日頃から挨拶をしてご近所付き合いをしておくといざというときに協力し合えますね。

マンホールや側溝に注意しましょう


水害の時はマンホールのふたが外れていたり、側溝の場所がわからなくなったりしています。 万が一浸水しているところを通る場合は、長い棒(傘や杖)で足元を確認しながら進むようにしましょう。

避難の際には危険な場所を通らない

大雨や地震などの時には、いつどこで土砂災害が起きるかわかりません。 日頃から危険箇所を確認しておいて、危険な場所を通らないようにすることとできる限り一人で行動しないようにしましょう。

まとめ

地震や水害、土砂崩れなど災害が多くなってきても「自分は大丈夫」と他人事に思っていました。 今回自分の住んでいる地域に避難勧告が出て、何をしたらいいのか?どこに避難するのか?全く準備ができていませんでした。 大事にならなくよかったのですが、知人の中には、停電になって怖かった、電車の中に閉じ込められた、エレベーターの中に閉じ込められた、などなど、いろいろな被害がありました。

「備えあれば患いなし」というように、災害はないに越したことはないですが、そう遠くない将来に南海トラフ大地震が起きるといわれています。 必要以上に怖がることはないですが、日ごろから心の準備と防災グッズの準備をしておくことでいざというときに慌てないで済むようにしたいですね。
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